もうすぐ夏がやってきますね。
天気がいい日も増えてきて、冬用の布団や
毛布を片付けられる方もおられるのではないでしょうか。
でも、ふかふかの布団や毛布って片付けるとなるとかさばるし、収納する場所がない!なんて、なりませんか?
そこで登場するのが「布団用圧縮袋」です。布団や毛布が1/3くらいの厚さになって便利ですよね。
ただ圧縮したのはいいけど、次に圧縮袋を開けた時、イヤな臭いが布団や毛布にしみついて困った事ありませんか?
その原因は圧縮する時にあったんです。
この記事では臭いの原因、正しい圧縮のやり方などを紹介したいと思います。
圧縮袋を開けた時の臭いの原因は2つあった!
掃除機の中の空気が逆流!?
圧縮する時に掃除機を使って吸引した場合に、掃除機の中の空気やほこりやダニが逆流した状態で、そのまま吸引口を閉めてしまったからなんです。この逆流は吸引している途中に掃除機を止めてしまったり、吸引時間が長すぎたりして掃除機の吸引力がダウンした時に起こります。
湿気!?
乾燥させずに湿気を含んだまま布団や毛布を圧縮すると、湿度が高くなりカビや雑菌が増えます。その状態で半年以上も押し入れの中にあれば、カビや雑菌が大量に繁殖しているでしょう。
布団用圧縮袋の正しいやり方
圧縮袋には主に「バブル式」と「ジッパー式」があります。
- バブル式は掃除機で吸引口から空気を吸い出します。この時に空気の逆流を自動でロックしてくれます。専用ポンプで吸い出すタイプもあります。
- ジッパー式は掃除機で吸い出すタイプと手で空気を押し出すタイプがあります。掃除機で吸い出すタイプはバブル式より比較的に安価です。
正しい圧縮のやり方
- まずは布団や毛布などを天日干し、素材によっては陰干しをしてください。その後湿気を取るために布団や毛布を冷ましてください。
- 布団専用掃除機や掃除機の布団専用ローラーを使ってダニやほこりを吸い取ってください。
- 圧縮袋は少し大きめを使用して、開口部まで10㎝~20㎝くらい余裕があるものにしてください。
- 圧縮袋の中に布団や毛布を入れ、圧縮袋専用の脱酸素材やシリカゲル(乾燥剤)とダニ駆除シートを入れます。ただし、圧縮袋の種類によってはダニを防ぐ防ダニ剤配合の圧縮袋もあるので、その場合はダニ駆除シートは入れなくてもいいです。
- 圧縮する時は布団や毛布の量の1/3くらいでやめましょう。圧縮しすぎると布団の形が元の状態に戻らなくなるかもしれません。
注意点
- 羽毛布団は圧縮袋に入れて、圧縮すると羽毛がつぶれて元の状態に戻らない可能性があるので、基本的には圧縮しない方がいいです。でも今は羽毛布団もOKな圧縮袋もあります。圧縮袋をよく確認して購入してください。
- バブル式は吸引口と掃除機のノズルのサイズを確認してください。
- 圧縮する前に、掃除機のゴミは捨てておいてください。
- 掃除機で吸引する時間は1分以内にしてください。それ以上すると掃除機のモーターに負担がかかります。
- ジッパー式の圧縮袋に「ジッパーの部分を拭いてほこりを取りましょう」とありますが、拭いた後よく乾燥させてください。湿気の原因になります。
布団はきちんと乾燥させて圧縮していたけど、掃除機の中の空気が逆流なんて、ビックリですよね?正しいやり方さえ覚えてしまえば、もうあのイヤな臭いとはサヨナラです。
圧縮袋を上手に利用してかさばる布団や毛布をコンパクトに収納しちゃいましょう。